緊急時避難誘導員
資格活用の場

資格活用の場

激甚化する台風災害、来る巨大地震への懸念から、社会・企業に対する災害対策の重要性がより一層高まっています。危機的状況下においての適切な対応力をもったエキスパートは、様々なシーンで求められる人材です。自助・共助を促し、緊急時でも冷静にリーダーシップを発揮することで、下記のような業種での活躍が期待されます。
工務店や宅建業者、駐車場運営などの不動産業界に携わる方々
建物プロが災害のプロになれば、鬼に金棒です。建物の構造への理解に加えパニック時における人間行動まで把握することは、適切な人員誘導に繋がります。「安全」に対してストイックな社員が在籍している事は、企業イメージの向上にも貢献するでしょう。
学校や塾、習い事教室などの教育業界に携わる方々
教師は子どもを教育する立場であると同時に、守る役割も担っています。防災について学び、訓練された先生が在籍している塾・学校という印象は、預けている家族にとっての安心と信頼に繋がることでしょう。
トラックドライバーや個宅配送業などの運送業に携わる方々
災害に遭遇した時、最も孤立しやすく危険な状況になる場合が多いのが車の運転手です。野外での被災はその場その場での対応力が求められる為、平時での学びと訓練がとても重要になります。企業や個人宅に訪れる機会の多いドライバーが防災に強いことは、取引相手にとっても、社会にとっても大きな安心材料です。
ホテルなどのサービス業に携わる方々
ホテル業界の人ほど、一度に大人数を相手にする職業も珍しいでしょう。人口が集中している現場での被災は危険度が高く、より一層の対応力が求められます。防災リテラシーが育まれた災害に強いホテルというブランドは、これからの日本にとっては大きな意味をもつはずです。
商業施設やイベント運営など、多くの人が集まる業種に携わる方々
イベントや大型商業施設など、人口が過密になってしまう場所での被災は事態が悪化しやすく、当事者のその場での判断によって大きく状況が変わります。Withコロナ×大人数×災害では一つの間違いが大きな事故や二次災害に繋がりやすいため、より一層の配慮が求められています。常々最悪を想定している組織として認知されることは、持続可能性の要求が高まっている昨今、業界として社会的な意義の向上に繋がるでしょう。
神社やお寺など関係者の方々
神社やお寺には、堅牢な地盤と、充分なスペース、住職の温かい心があります。地域住民の為に備蓄をしている神社も少なくないそうですが、周囲からそのように認知されていない事がほとんどです。学びと訓練により防災力を高め、EEE資格制度におけるネットワークを活用することで、地域の災害レジリエンス向上が期待されます。